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■まちなかの史跡再発見

まちなかの史跡再発見

菅無田(すがむた)古戦場の跡　市指定史跡

　天正5年(1557年)、竜造寺隆信は、有馬氏の本拠島原攻略を進めるかたわら、有馬方についていた大村氏を制圧し、同時に外国貿易港長崎を得ようと、8000人の大軍を率いて萱瀬に来襲しました。大村勢は、萱瀬の郷士峰弾正(だんじょう)、峰采女(うねめ)を大将に300人が菅無田砦に籠って防戦しましたが、2日間にわたる激戦でことごとく戦死をとげました。しかし竜造寺方も700余人もの損害をうけたため翌朝引き上げようとしましたが、朝追岳(おいの)本陣を大村純忠に不意打ちされ、さらに大きな損害をうけて逃げました。
　今はみかん園として開墾されていますが、その一角に峰弾正、采女などの墓があります。また麓には、その時戦死した乙女たちの墓もあり、百姓までともに奮闘した当時の模様がしのばれます。

大村氏入部と戦乱の絵巻

寺島

本陣跡

菅無田古戦場の跡

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